30歳になった。
もっと大人になっているはずなのに、まだ中身は14歳ぐらいで年齢の数字だけが大きくなったような感じである。
もちろん相応に年が過ぎているので、例えば学歴であったり、社会人としての経歴であったり、種々の経験談が増えたという点は変化があるのかもしれない。しかし自分そのものの成長といえる部分を考えると、必要といえば必要だけれど夢がないといえば夢がないお金の知識と、常識という名の社会の理不尽を知ったことぐらいな気がする。
30歳を迎えた瞬間もゲームしていたし、寝食を忘れて手芸に没頭しているし、相も変わらず本の虫である。
それもいい人生。「大人」と聞いてイメージするような大人になってないけどそれなりに幸せなのでまぁよい。
こういう開き直りが出来るようになったことが成長なのかもしれない。
そんな何となくアタラクシアと言えなくもない平々凡々な毎日を、気がむくときに書いてみようと思った。