今週のお題「人生で一番高い買い物」とのことで、海外旅行かな〜、冠婚葬祭用パールアクセかな〜、と思って考えたところ、歯列矯正だという結論に至った。
3年前の5月に矯正を始め、1年前の5月に終了、ちょうど終了後1年が経ったということで振り返ってみようと思う。
- 歯並びが悪くて出血
- 親知らずに困った冬(2018年12月)
- 矯正スタートと費用について(2019年5月)
- 矯正中の苦労(2019年〜2021年)
- 矯正終了(2021年5月)
- 大人の矯正はすぐに戻ってしまう?
- まとめ
歯並びが悪くて出血
元々歯並びが悪かった。八重歯といえば可愛い印象があるかもしれないが、普通に下の歯茎に刺さる。出血。口内炎。常に何かしらの痛みがあった。
そのほか、親知らずは横向きに生えてきて、内頬に刺さって出血。
下の歯もガタガタジグザグである。前歯も八重歯も噛み合わないので、皮付きりんごが食べられなかった。
親知らずに困った冬(2018年12月)
仕事中に口から出血した。喋っていてやたら唾が溜まると思ったら血の味だったから驚いた。慌てて歯医者に行くと、親知らずが悪さしていたようで即日抜歯。残り3本も順次抜く方針に即刻決まる。
担当は海の家にいそうな若い兄ちゃん先生である。「というか、矯正とかしないんすか?」と不思議そうに言われる。そんなに歯並び悪いのか。そうなのか。
週1で親知らずを順番に抜いていく。この間、止血がうまくいかず、枕が一つ血の海になってゴミと化した。どうしても食事ができず、職場のレンジで素麺を茹でた覚えがある。
矯正スタートと費用について(2019年5月)
悩みに悩んだのち、長年のコンプレックスだった事もあり矯正をすることに。いくつかの歯科で見積もりだけしてもらったが、結局海の家兄ちゃん先生のところにお世話になることにした。上下ワイヤーで、上は透明の金具を使って少しだけ目立たないようにするとのこと。
誰かの参考になるかも知れないので費用を書いておくと、初回に64万円、その後は診察料が毎回120円、ワイヤーを変えると一本3000円、上下変えると6000円だった。終了までに10回ぐらい変えたんだろうか。ついでに虫歯の治療などもしていたが、トータル100万円ほどになったと思う。
確定申告が必要だが、医療費控除も適応となって結構住民税が安くなった。
矯正中の苦労(2019年〜2021年)
ワイヤーが変わった直後は痛い。ズキズキするというよりは、じんわり鈍く痛い。ぐぐぐぐっと歯に圧力がかかっている感じである。
あと、ワイヤーに繊維モノが引っかかる。ほうれん草やごぼうが鬼門である。
白米もワイヤーの隙間に綺麗にはまり込んで大変であった。
ただ、運が良く(決して喜ばれることではないが)後半はコロナ禍でマスク生活、かつ飲み会や外食が自粛となった。正直、矯正中の身としては結構助かった。
矯正終了(2021年5月)
ほぼ2年でワイヤーと金具を外す。すごくすごく開放感があった。
そして、、、
りんごが食べられる!!!
口内炎がない!!!
アイスを食べてもシミない!!
謎の出血に悩まされることがない!!!
八重歯で唇が閉まらなくて口が乾くことがない!!!
人生で口内炎がないという瞬間がほぼ無かったので、痛みがないだけでこんなにも人生が快適なのかと驚きである。皆こんなに人生イージーなのかよ。何だよそれ羨ましい。
人生で一番高かったけれど、慢性の痛みとさよなら出来て非常に満足である。
大人の矯正はすぐに戻ってしまう?
ちなみに、大人の矯正はすぐに戻ってしまうという口コミもあってビクビクしていたが、1年現在では綺麗に並んだまま保たれている。
本当は寝る時にマウスピースを付けるよう言われているが、もはやいつ付けたか分からないぐらいサボっている。それでも八重歯は見当たらないし、下の歯はきちんと整列している。海の家の兄ちゃん先生、見た目にそぐわず中々の腕前である。人は見かけによらないなぁ。ありがとうございました。
まとめ
大人の矯正は今さらだ、意味がないという話もあるが、これには全力で否定の意見を唱えたい。
歯科矯正、人生で一番高い出費だったが、それに見合う満足度だった。