なんとなくアタラクシア

平穏でなんでもない毎日の記録

富士山登頂体験記*下り編

 

先日、富士山に登ってきた体験記です。

 

今回は②下り編。

 

①の続きですので、まだの方はこちらからお読みください。↓↓↓

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下りはプリンスルート

プリンスルートというのは、御殿場ルートを下りはじめ、途中で宝永山という山を見ながら富士宮ルートへ移動する。

 

このルートのメリットは3つ。

1、空いている

2、比較的平坦

3、景色がいい

 

登山において道が空いているかどうかは重要で、体力消耗量にかなり影響する。お互い疲れてヘロヘロなので、本音を言うと一歩余分に歩いて道を譲りたくないのである。しかしみんな譲り合って平和に登山を楽しんでいる。でもまぁ空いているならそれに越したことはない。

 

あと、他のルートだと結構ひたすら同じ景色(下界)を見ながら下り続けることになるが、このルートは宝永山という別の山に向かって進んでいく。見ている景色が変わると“進んだ感“があるので、ちょっと楽しく歩ける。

 

 

そしてデメリットは2つ。

1、やや距離が長い

2、山小屋が少なく、トイレや水分補給がしにくい

 

 

プリンスルートは、平坦な道を進む代わりに、かなり大回りして富士宮登山口に向かうルートである。さっさと降りて高山病から脱出したい人には辛いのかもしれない。

 

下りの景色は大体こんな感じ。他のルートだと、基本的にはこの景色がずっと続く。

 

 

 

プリンスルートの場合、途中でこういう開けた場所に向かっていく。

 

富士山の中腹に、宝永山という小さな山がひっついている。火山の噴火うんぬんで出来たらしいが詳しいことは忘れてしまった。とにかく、宝永山に近づいてくると景色は変わり、地面も砂というか灰というか、岩は減ってジャリジャリの道になっていく。

 

 

これが楽しい。自分の体重でザザザざっと滑っていく感じである。日常にはない感覚で非常に面白い。

 

私は楽しんで下っていたが、同行者は膝が痛いと嘆いていた。その横を小学生らしきボーイスカウト達が楽しんで下っていった。精神年齢が同じのようだ。

 

 

特に難所もなくとにかく歩く。距離が長い。歩き続けてバス乗り場まで辿り着く。

 

 

 

 

GPSログ

今回の登頂ログである。

S地点から左の青い線を登り、右側をくるっと回って下りてきた形である。プリンスルートは距離が長いということがご理解いただけると思う。

 

ちなみにこのルートのコースタイムは9時間程度なので、かなりゆっくりペースである。まあいいのだ。

 

その日は近くの温泉宿まで移動し、めちゃくちゃぐっすり眠った。

 

 

 

 

翌日の観光記録

翌日、ついでの観光。

滝。涼しい。

桃を売るおばちゃんの押しがすごかった。ちなみに、桃売り場は滝の周辺にいくつかあり、それぞれ値段が結構違うので、ちゃんと比較してから買うこと。

 

 

静岡名物・さわやかハンバーグ。

これはハンバーグ(左)とチキンステーキ(右)のセットである。おいしい。ファミレスの値段なのに鉄板焼きあつあつハンバーグが出てくる。あつあつすぎて肉汁が飛びまくるため、紙でガードするシステムが面白い。

 

 

富士登山のその後

あくまで私の場合の、富士登山終了後の体調について書いておく。

 

筋肉痛・痛み

筋肉痛にはならなかった。登山の道中でも、足があがらなかったり痛くなったりといった筋力不足を感じる場面はなかったため、私の下肢筋力が足りていたと言って良いだろう。この富士登山に向けて、月2ペースで登山していた成果が出た。やった。

 

この記事を読んでいる登山初心者の人に向けて書いておくと、私もかつては登山のたびに筋肉痛に悩まされた。今回の富士登山では1400m登っているが、かつては300mぐらい登っただけでバッキバキの筋肉痛であった。練習あるのみである。

 

痛みとしては、翌日は足首が少し痛かった。平地では何もないが、段差の上り下りで少し痛い程度である。おそらく下りの砂利道ではしゃいだ弊害である。

 

同行者はザックのせいで腰が痛いと言っていた。

 

 

疲労感

疲れは多少ある。滝の観光の際に階段に登ったりしたが、やっぱり息が切れた。でもまぁ仕事だったとしてもそれなりに働ける程度の疲労感で済んだ。

 

その他

おそらく灰を吸い込みすぎたせいで、咳がすごかった。2〜3日続く。コロナ禍なので肩身が狭い。

 

 

 

まとめ

登山が大嫌いだったはずなのに、富士山の頂上を踏むことになるとは人生何があるか分からない。めちゃくちゃしんどかったのでもう一度登るかと言われると微妙だが、人生何があるか分からないから十年後ぐらいに登っているような気がしないでもない。

 

総じて、とても良い経験だった。人生で富士山に一度くらい登ってみる。我ながらいい挑戦をしたと思う。

 

この時の実際の持ち物を、写真付きで紹介↓↓

 

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