iPadで電子書籍を読んでいる。
ソファにだらっと座る、いや半分以上寝転がった状態で、タブレットスタンドを駆使して見える角度を作り、のんびり……したいがそうは問屋が卸さない。
ページをめくるために画面を操作しなくてはならない。
つまり、完全に背もたれに身を預けた状態から、一回一回腹筋を使って起き上がらなければいけない。
ipadを持てばいいのかもしれないが、持ち続けるには微妙に重い。
なんとかして手元にリモコンのようなものを作れないか考えた。
1:リモコン
世の中には同じようなことを考える人がいる。bluetooth接続のipad用リモコンが販売されていた。
これはよい!と思って調べたところ、電子書籍アプリが動くかどうかは、そのアプリが対応しているかに準拠するとのこと。
具体的に言うと、kindleでは使えるが楽天koboでは使えないらしい。
私の場合、kindleと楽天kobo、DMMブックスなどいくつかの電子書籍アプリに蔵書が散らばっている。ゆくゆくkindle一本化したいとは思っているが、最近はkoboの本を再読していることもあり、bluetoothリモコンの案は却下。
なお、色々調べたけどkindle(あとApplebooks)に統一できている人は、bluetoothリモコンの導入が一番楽。
2:iphoneミラーリング
わざわざ専用端末を使わなくても、iphoneでipadを操作できないのか。何とかならないのか。
ここで思いつくのがミラーリング。ミラーリングとは、ある端末の画面を別の画面に投影する(全く同じ形で映す)こと。
この機能の主な使い道はスマホ(youtubeやアマプラ)をテレビに映すことであり、iphoneをipadに映すということは対象とされていないよう。Appleの公式機能も昔はあったようだが、テレビ向けに改編されていき、iphone→ipadは廃止されてしまった。
外部アプリを使えば出来なくはないらしいが、無料版では10分ごとに接続が切れるらしく、保留。
そもそも、私はipadで電子書籍アプリを立ち上げて、それを遠隔操作したいのである。iphoneの画面を投影すると、電子書籍のレイアウトがiphoneのものになってしまう。ipad向けの余白多め横画面レイアウトを使いたい。
3:bluetoothキーボードでipadを操作する
苦肉の策、外部キーボードをbluetooth接続し、そこに画面操作のショートカットを設定する。
外部キーボードは文字入力をするだけでなく、本体操作(タップやスワイプ、ホーム画面に戻るなど)を設定出来る。
1.「設定」 >「アクセシビリティ」>「キーボード」と選択し、「フルキーボードアクセス」をタップしてから、「フルキーボードアクセス」をオンにします。
2.キーボードショートカットを使ってiPadを操作します。
iPadでオンスクリーンキーボードと外部キーボードの設定を調整する - Apple サポート (日本)
ここで、右スワイプ(ページめくり)と左スワイプ(ページ戻り)を適当なキーで設定し、ソファにだらっと寝転がってそのキーだけ使って読書をする。
リモコンにしては少々嵩張るが、とりあえず当面はこれで運用することにした。
色々試したうえで、私なりの設定のコツをまとめておく。
①使わないデフォルトのキーは消去
フルキーボードアクセスをオンにすると、初期状態で色々なキーが設定されている。電子書籍を読むときだけオンにするなら問題ないが、いちいち切るのが面倒という人は、普段自分が使っている文字入力やショートカットキーの邪魔をしないよう、不要なものは消去する必要がある。
②外観のカスタマイズ
フルキーボードアクセスをオンにすると、現状どこを選んでいるかの枠が表示される。これが初期設定では青で目立つ。
フォーカスの外観>カラー で色を設定できるので、ホワイトやグレーにするとまだまし。さらに、自動的に非表示 も1秒(最小)にすると、ページめくって1秒経つと自動で枠が消えてくれる。
なので、ページを読み終わる
→どこかのキーを押してキーボード操作モードにする(枠が表示される)
→自分で設定した右スワイプキーを押す(次ページが表示される)
→1秒後に枠が消える
これで一応の遠隔ページめくりシステムが完成した。1秒間余分な枠が表示されるが、止む無し。それ以外の時間は普段通り読書出来るので妥協ラインだろう。
まとめ
kindle派:bluetoothリモコンを購入
その他電子書籍派:フルキーボードアクセスで妥協せよ
もしかしたら、bluetoothマウスでも同じことが出来るのかもしれない。でも寝っ転がっている時は、マウスジェスチャーよりも物理ボタン押す方が使いやすいので、当面はこれでいいかな。
また1つ、だらだらする方法を習得してしまった。よきかなよきかな。
◆◇◆日本ブログ村◆◇◆