なんとなくアタラクシア

平穏でなんでもない毎日の記録

「地元で公務員になって写真を続ける」道を選び、アラサーになった今

 

先日、こんなエントリーを読んだ。

yashio.hatenablog.com

 

このエントリーを要約すると以下。

 

・写真が大好きな高校生がマツコ・デラックスに将来について相談し、その返答が「地元で公務員になって写真を続ける」だった

・エントリー著者の意見は「とても誠実な回答と思う」

 

 

まさに今の自分のことだった。

 

いや、私はもうアラサーのいい大人なんだけど、「地元で公務員になって写真を続ける」道を進んだ高校生から、約10年経ったところに私はいる。

 

このブログではあまり取り上げていないが、私には大好きな大好きな趣味がある。登山や旅行やゲームは2番目の趣味であり、1番は間違いなくこれだ、と思えるものである。もはや趣味というより生きがいであり、人生の目標にその趣味関連の事を掲げている。

 

 

 

「地元で公務員になって写真を続ける」ことを決めた

私は公務員ではないが、それなりの大学を出て、かつ医療系の国家資格を持っている。大学卒業後は正職員としてそれなりにバリバリ働いていた。大好きな趣味は小学校、いや物心がつく前から好きだったが、高校生の時の将来の選択肢には入っていなかった。

 

何故かというと、とにかく親から独立したかったからである。

 

この記事の主題と逸れるので詳細については省くが、とにかく親から早く離れて自立したかったし、何かに挑戦して失敗して実家に帰るという選択肢をとることも許されないような家だった。

 

そのためには、確実に就職して自立できるだけの待遇が必要だったし、もし一社目がダメでも次を見つけられるスキルを得る必要があった。選択肢としては公務員か国家資格であり、働き方の選択肢が幅広い医療の仕事を選んだ。

 

 

「地元で公務員になって写真を続けた」10年

結果としては、よい選択をしたと思っている。

 

端的に言って、医療の仕事は待遇がいい。もちろん世間の高給取りには及ばないが、20代女性の平均給与よりは遥かに高い年収をいただいていた。苦学生時代と変わらない質素倹約をつづけながら奨学金を繰り上げ返済した。

 

その後、生活に余裕が出てきたところで、大好きだった趣味を専門的に学ぶスクールに入った。今まで長年独学でやってきて、それなりの技術は持っていると自負していたが、学べば学ぶだけ学びがあった。本当に楽しかった。

 

そしてスクールに通って早数年、趣味の世界でもそれなりに通ずるだけの技術を手に入れた。もちろんまだまだ修行は続くが、ある程度勉強してみてやっぱりこの趣味が大好きだと思えたし、「人生を捧げる」に近い感覚に近づいてきた。

 

 

そして何より、こうやって趣味を学べる環境を自分でつかみ取った自分の生き方に、少しだけ誇りが持てた。私はしがないアラサー独身で超ネガティブな方だが、自分の生き方にささやかな誇りを持てると、生きるのが少し楽になった。

 

 

要するに「公務員」をしながら地盤を固めたおかげで、「写真」をより深く学ぶことができた。自分の力で「写真」を学ぶ道を切り開いたことが嬉しかった。

 

 

「地元で公務員になって写真を続けた」10年より後の展望

当初の人生設計としては「お金を貯めながら技術の向上と実績づくり → 正社員から非正規雇用に移行し、Wワーク状態 → 定年後に趣味を本業とする」であった。

 

ただ、残念ながらコロナという非常事態に大きく翻弄され、予定より相当早く正社員を離れた。それでも、(自粛も相まって)ある程度の貯蓄を持った状態での離職であり、次の仕事に向かう前にスキルアップを図る余裕もある。

 

今はWEBデザインの勉強中であり、デザインは私の趣味と少しだけ関連がある。なのでデザイン関連で仕事を探すつもりだが、最悪の場合は医療の仕事に戻れば食いっぱぐれる心配はない。元記事の中でいう「セーフティーネット」、要するに「夢を追いかけて破れた人が食いっぱぐれないための制度」が、私にとっての医療技術職の免許である。

 

ここから先どうなるか分からないし、私の趣味はあくまで趣味的要素が強いものなので、本業にするには道のりは長い。成功するかも分からない。

 

それでも、趣味を全力で楽しみながらコツコツ歩いていくために、医療技術職を取って多少のキャリアを積んだことは遠回りでもなんでもなく、私の人生に必要なことだったと思う。

 

 

好きなことを追いかけて夢追い人になるか、堅実な人生を行くか。

「夢がない」と言われるかもしれない後者を選んで10年経ったが、今も楽しく夢を追いかけ続けることが出来ているので、よい選択だった。

 

 

〇あとがき

一個人の半生を偉そうに語ってしまった。

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

 

◆◇◆日本ブログ村◆◇◆

一人暮らし