なんとなくアタラクシア

平穏でなんでもない毎日の記録

無計画旅行

 

家族旅行がほとんどない家で育った。

 

親の実家に帰る以外で旅行に行ったのは、物心ついた頃に数えるほど、あとは学校行事でしか遠出というものをしたことがなかった。

 

なので、初めて友人で旅行に行くとなったときにはおっかなびっくり、学校のしおりのように綿密に計画を立てて、乗り換えをきっちり調べて、携帯の地図のほかに印刷もして、るるぶ的な本を買って、そういう旅行をしていた。

 

それが今や。

 

とりあえず安い交通機関の切符やチケットを見つけたら、日程決めてホテルをとって、あとは当日である。せいぜい前日に荷物を詰めるぐらいである。遅くに出発する時は当日に詰めたりする。

 

日本国内を公共交通機関で移動している限り、道中どこかでコンビニなりユニクロなりがあるので、なにか忘れてどうしても必要になったら買えばいい。それに、滅多にそんなことはなく、何とかなるものである。

 

行き先についても、◯◯を見に行くというのが決まっている時もあるが、なにも決めずに行くこともある。そして着いても何も思い浮かばず、近くの公園を散歩してコンビニでアイス買って食べたりする。地元か。

 

東京、仙台、金沢、広島、名古屋、京阪神、福岡ぐらいの都市圏なら、そんなもんで何とかなる。適当に歩いていればご飯やさんはあるし、ちょっと調べたら美術館も出てくるし、暇つぶしの書店もあるし、そんなぶらり旅も楽しいなぁと思う次第であった。

 

 

もちろん、無人駅で電車は2時間に一本、とか日に一往復のバスしか交通手段がないような土地も日本にはたくさんあって、そういう時はちゃんと計画を立てていく。

 

どっちの旅行もとても楽しい。

 

 

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