なんとなくアタラクシア

平穏でなんでもない毎日の記録

大人になって勉強していて思うこと

 

10月も終わりが見えてきた。

 

8月から職業訓練に通っており、久しぶりの学生の立場を満喫している。言い換えると、当面の生活費の心配をせずにのうのうと暮らしながら、新しい知識を学んでいる。

 

これが非常に楽しい。

 

学生の時は、追われていた勉強だった。将来、本当に役に立つのか分からない知識を学び、定期的にテストを受け、実力を数字で評価される。クラス内、学校内で比較され、模試で同世代と比較され、過去の合格者平均と比較され、自分の実力をあらわにされる。

 

自慢ではないが、私は少なくともクラス内では上の方の成績だった。それでもずっと追われていた。勉強や、知識を身に着けることへの苦手意識は周囲より薄かったように思うが、それでもずっと追われている感覚を持ちながら勉強していた。

 

今は自由である。完全に自分の意思で、学びたいことを自分で選んで、学んでいる。次に何の教科を選ぶのか、もしくは選ばずにここで勉強をやめるのか、それすらも自由である。

 

もちろん、職業訓練には「就労を目指す」という長期的な目標はあるが、今学んでいる知識を直近の就活に活かすかどうかも自由である。とりあえずの生計をたてるだけならアルバイトでも夜勤でも、何かしら仕事がある。当面、とりあえず生活をしながらさらに勉強して、納得したところで、(あるいは充分な知識を得たところで)その分野に就労すればよい。

 

大人になって、勉強に打ち込む時間をもらって、勉強の楽しさを本当の意味で知ることが出来た。自分の出来ることが増えていく時間は楽しい。雇用保険制度と職業訓練制度には頭があがらない。

 

本来、勉強は楽しいことなんだと思う。

そこに競争とか、生活費とか、義務とか、いろんな不随物が混じってくるから、勉強が嫌いな人が多いんだろうな。

 

もうしばらく学生なので、満喫して打ち込んでいこう。

 

 

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