バリバリと1日10時間パソコンを使う生活を3ヵ月続けたところ、手首のしびれを感じ始めた。
この感覚には覚えがある。腱鞘炎だ。
学生の頃、ピアノを弾いていた。下手の横好きでそんなに上手くない、つまり手首の力の抜き方が甘いくせに、ガツガツと練習を重ねていた。
「やらかした」と思ったのはショパンの革命エチュードという曲だ。左手をひたすら高速で動かす曲で、その部分を延々と練習していたら、しびれて動かなくなった。その時はじめて腱鞘炎というものを知った。
その後も、右手をがっつり開いて連打する曲で右手を痛め、手芸に没頭していたら親指の関節を痛め、腱鞘炎とは長い付き合いとなっている。
マウスやキーボードで腱鞘炎になることは知識としてあったものの、自分とは無縁のものと勝手に切り離してしまっていた。これだけ腱鞘炎の歴があるくせに、全く疑わなかった自分に苦言を呈したい。
まだ痛みが出てきていない初期段階なので、今日からは手首を大切にしながらパソコンを触ろうと思う。とりあえず手首用クッションとサポーターを発注したので、しばらく使ったらまた感想を書く予定。
利き手手首がやられると生活が成り立たないので、しびれ程度で収まってくれることを切に願う。