なんとなくアタラクシア

平穏でなんでもない毎日の記録

読書記録『エフォートレス思考』

 

かんき出版より発刊された『エフォートレス思考 努力を最小化して成果を最大化する/グレッグ・マキューン』を読みました。

 

 

 

 

 

前作「エッセンシャル思考」

同じ著者によって書かれた前作「エッセンシャル思考」は、昨今のミニマリストブームもあってベストセラーとなりました。
 

 
めちゃくちゃ簡単にまとめると「人間、そんなにキャパはないんだから、大事なことだけ集中して考えよう」という本です。
 
持ち物の数うんぬんといったミニマリストの本ではありません。しかし、「大切なことだけ大切にする」という考え方が共通していることから、ミニマリストおすすめ本として挙げられていることも多かったです。
 
 

今作「エフォートレス思考」

全体概要

そして今作「エフォートレス思考」について、無理やり1行で内容をまとめます。

 

頑張るのは大変だから、努力せずとも成果が出せる方法を考えよう

 

エフォート(努力)がレス(少ない)思考法についての本です。

 

各パートまとめ

PART1:エフォートレスな精神

ここの内容は、前作である『エッセンシャル思考』と似ています。

 

・頭の中の不要なものを手放して、余裕をもって、きちんと今と向かい合う。

 

 

PART2:エフォートレスな行動

・曖昧なゴールではなくて、明確なゴールを設定する

 

・最初の一歩を踏み出すと、「マイクロバースト」がかかって行動が加速する。とにかく最初の一歩を踏み出す。

「2.5秒の行動に意識を向ける」という所では、スマホでブラウザを開き余計なネットサーフィンをしている自分が思い浮かんだ。

 

・やることの上限と下限を決める

出来る日に一気にやるのは「意思による力」、頑張りによるものである。それはエフォートレスではない。頑張らなくても出来る状態、習慣の力によって自然に(努力せず)出来る状態がエフォートレスである。

 

毎日達成できる量をコツコツ続けて、習慣のようにしてしまって、楽に達成していくことを目指す。

 

PART3:エフォートレスな仕組み化

・目先の方法ではなく、原則を学ぶこと

・勝手に回る「しくみ」

・問題を繰り返さないように、放置せず解決していく

 

 

感想

「エフォートレス思考」が有効な考え方であることは理解できましたが、では実際のところどうやって習慣化するのか、どうやってエフォートレスな状態を作り出していくのか、という部分の解決法については不十分なようにも感じました。

 

「勝手に回る仕組み」となっても、自分の生活に置き換えたときにピンと来ないです。

 

といっても、これは仕方がないことで、結局のところ、読書というのは著者の「演説」であり「相談会」ではありません。自分の生活に落としこんで、出来ることを洗い出して、少しずつ実行するかどうかは読者にかかっています。

 

私は何が出来るかなぁ。

とりあえず

・2.5秒のスマホの使い方に気をつける

・毎日5ページ本を読む

・洗い物をしてから寝る

 

この辺りを気をつけようと思います。